ツーリングの楽しみはいろいろあるが、「走るのが楽しい道」「絶景や美しい景色」「旅先のおいしいもの」は、特に楽しみにしていることではないだろうか。そんな楽しみを満たしてくれるような、旅先ランキングを掲載する書籍を紹介しよう。 「絶景や美しい景色」を楽しみながら走りたいと考えるのなら、書籍『絶景の道100選 ツーリングガイド』がおすすめだ。 『絶景の道100選 ツーリングガイド』では、一度は走ってみたいバイクツーリング向きのルートを、全国から100コース紹介。主な観光道路だけでなく、林道なども幅広く選ばれているのが特徴である。100選の道について、「走りの楽しさ」「展望の良さ」「周辺の見どころ」「交通量の少なさ」という4つの項目で評価しており、ツーリングの参考になる。国土交通省が選定している「日本の道100選」などとも比較しながら、実際にツーリングしてみるのも楽しい。もちろん、旅の楽しみでもある、温泉や名物料理などの情報も掲載している。
ツーリングに出かける際、持っていると便利なツーリングアイテムをいくつか紹介する。 まずは、小銭やデジカメ、地図や携帯電話などがすぐに出し入れできるように持っていたい定番のアイテムが、タンクバックである。雨にも強い防水タイプがよいだろう。サイズはいろいろあるが、大きめのものが便利だ。 次に、必ず持って行きたいものが、レインウェア(カッパ)である。雨のときだけでなく、寒いときにも重宝する。サイズは少し大きめが楽である。撥水性があることは言うまでもない。 そして、ツーリングマップル(地図)も忘れず持って行きたい。地図はいろいろな出版社から発刊されているが、定番といえるのが、昭文社から出ている「ツーリングマップル」というシリーズである。ツーリングのルートなどの確認用として、タンクバックに1冊入れておきたい。
『ツーリングマップル』は、昭文社から発刊されている、ライダー向けの情報が満載のコンパクトなA5判の地図である。雨天時のツーリングや長距離の移動にも安心な、防水の折りたたみ地図も付いている。 見やすい1/14万(北海道は1/20万)の地図に、道路の情報だけでなく、宿泊や休憩施設、観光などの情報も盛り込まれている。日帰り湯、キャンプ場、宿の情報も充実しているので、ツーリングの計画を立てるときにも役立つ。 2007年版の『ツーリングマップル』シリーズには、北海道、東北、関東・甲信越、中部・北陸、関西、中国・四国、九州・沖縄の7エリアがある。QRコードを採用し、携帯電話からのアクセスで、最新情報の入手が可能となった。
おすすめのツーリングバイクを紹介する。 まずは、Hondaのバイク『ゴールドウイング』。パワフルな出力を誇る、排気量1,832ccの水平対向6気筒エンジンと、世界初の二輪車用のエアバッグシステムを搭載したバイクである。アルミ製ツインチューブフレームを採用しているので、操縦は軽く、乗り心地も快適だ。しなやかで快適な走行を実現するフロントやリアのサスペンションなど、Hondaの先進技術を結集させている。 次に、ヤマハのバイク『FJR』。タンデムライドで快適に走行できる、世界最高水準の欧州縦断ツアラーという開発コンセプトのもと、ヨーロッパ縦断ツーリングを行うライダーたちから支持されているバイクである。盗難抑止機構、ABSを標準装備するなど、ロングツーリングを安全かつ快適に走行するための装備を搭載している。リアフートレスト位置などは、タンデム(2人乗り)にも適した仕様である。
バイクでのツーリングには、1人でツーリングをする「ソロツーリング」と、複数でツーリングをする「マスツーリング」がある。いずれにしても、ツーリングの旅行計画では、無理のない計画を立てたい。ツーリングに出かける前に、まずはツーリングの情報サイトなどで、目的地などの情報を集めてみよう。 行き先が決まったら、『ツーリングマップル』などの地図を使って、立ち寄りたい観光地を選ぶ。次に、できるだけ広い範囲が掲載されている地図で、全体像をつかむ。高速道路を利用するか否かも考え、ルートを作成する。 高速道路では、1時間あたり80km程度、一般道では40km程度とし、休憩なども考えながらルートを決める。一般道だけで走行する場合、1日の平均走行距離を、観光する場合は150kmから200km前後、走りがメインの場合は300kmから400kmまでとするのがよい。慣れていない場合は、200km程度を目安にしよう。
ツーリングの費用は、行程、宿泊場所によって変わるので、予算設定は、宿泊代、燃料代、食事代、フェリー・有料道路代などを考えること。燃料代、フェリー・有料道路代は、行き先とルートを決めてしまえば、簡単に計算できる。 泊まるところによって大きく変わるのが、宿泊代である。できるだけ、低価格の宿泊施設にしたいなら、ユースホステルか民宿を利用するとよい。その場合、宿泊代も含め、だいたい1日当たり1万円程度の予算を考えておこう。 宿泊にキャンプ場やライダーハウスを使う場合は、1日当たり5,000円〜6,000円程度の予算を考えよう。宿泊施設を利用した場合のツーリングと比べ、約半分の旅費で済む。ただし、キャンプはテントやシュラフなどの準備にお金がかかるので、泊りがけのツーリングに年に1度くらいしか出かけないのであれば、宿泊施設を利用したほうがよいだろう。 念のため、ツーリング中に事故にあったり、病気になったときのことを考え、いくらか余裕を持って出かけたほうが無難だ。
ツーリングの予定を立てるときの注意点は、ゆったりとした無理のない計画を考えることだ。参加するメンバーのレベルをみて、だいたい300km以内くらいで、無理なく走りきれる距離にしておく。とくに初心者が参加するときは、周りの人たちの心配りが大切である。 雨の走行は危険が増す。複数の人数で出かけるツーリングでは、雨が降っても決行するのか、中止にするのかなど、雨が降ったときの対処方法も事前に考えておくとよい。 ツーリングに出発するときの注意点だが、出かける前にバイクをしっかり整備しておくことが大切だ。1人のトラブルが仲間にも影響を与えるものである。 服装だが、バイクは自動車などに比べると安定性が悪く、転倒の危険性があるので、長袖・長ズボンを着用する。 そして最後に参加した全員が「また行きたい」と思えるような、楽しいツーリングにしたいものである。
ツーリング中でのトラブルといえば、まず思い浮かぶのが事故だ。事故が起きた場合、何よりもケガをした人のケアが最優先である。落ち着いて状況を判断し、救急車が必要ならば手配して、ケガをした人をむやみに動かさないこと。 ケガをした人のケアができたら、倒れたバイクを路肩に移動させるなどして、二重事故が起きないように対処する。そして、必ず警察へ連絡をすることも重要である。 トラブルで事故の次に思い浮かぶのが、バイクの故障だろう。機械的なトラブルが起きて、そのまま続けて走行ができない場合は、バイクを一時的に預かってもらえる所を探そう。同行メンバーが懇意にしているバイクショップなどに、バイクを預けられるといい。 トラブルを防ぐためにも、ツーリングに出かける前は、バイクの整備をしっかりしておこう。